システム開発を内製化するには?採用とローコードツールについて

  • 2021年06月10日

システム開発を素早く行うために、社内で開発体制を整えたいという声が多くなってきています。
ではなぜこのような声が増えてきたのでしょうか?
今回はシステム開発の内製(インハウス)化について解説していきます。

 

開発にスピード・柔軟性が求められる時代

 

ITがビジネスや生活で活用されることが増えてきました。
以前に比べ、市場のニーズの変化は格段に早くなりました。

この影響で、システム開発サイクルには大きな変化がもたらされました。
スピード感を持った業務アプリケーションの開発が必要です。

既に海外では、短いサイクルで開発工程を繰り返すアジャイル開発が主流です。
システム開発を早く行うことができるローコード開発ツールも参入してきています。

ITを活用したビジネスが加速し、DXが重要視されてきています。

今後は開発を素早く・柔軟に対応できるような体制が必要になります。
そのため社内で開発を行う内製化(インハウス)が話題になっています。

 

 

システム開発の内製(インハウス)化のメリット・デメリット

 

ここでは実際に開発内製化をするメリットやデメリットをお話していきます。

 

内製化のメリット

 

内製化のメリットはいくつかあります。

1つ目はスピードです。
現場からの要求に応じて、迅速かつ柔軟に対応することが出来ます。

外部に委託した場合は、納期などが決められています。
急な仕様変更などは難しい場合があり、追加分のコストもかかります。
社内なら急なシステム対応ができ、コストも抑えることができます。

2つ目は業務に詳しい人間が開発できることです。
ユーザー側のニーズを把握し、システムに反映させることができます。

ユーザー側の気持ちをくみとったシステム開発ができるようになります。

3つ目はシステムの中身を把握できることです。
システムの中身を正確に把握でき、今後の追加要望にも対応できます。
機能追加する場合など、スムーズに対応することができます。

 

内製化のデメリット

内製化のデメリット2つあります。

1つ目は開発に必要な人材を確保し、維持してくことです。
開発者がいなくなると、システムがブラックボックス化してしまう可能性があります。
上記のような場合になると、内製化が無駄になってしまう可能性があります。


2つ目が品質の問題です。

開発を主に行っているIT企業に開発を頼んだ場合、品質はある程度保証されます。

内製化した場合、経験や人数面などが外部に比べ少ないことは多いです。
要望を反映させるために納期が短かったり、品質が落ちる可能性があります。

 

 

内製(インハウス)化に必要なもの

 

システム開発を社内で行うためには、エンジニアが必要です。
日本企業は海外の企業に比べ、システム開発を外部で行うことが多いです。
社内にエンジニアがいないことも珍しくありません。

そのため、エンジニアの採用活動、開発できる人材を育成する必要があります。
しかし、外部からエンジニアを採用するのは意外と難しいです。
すぐには見つからないことが多いです。


そんな時は、社内で人材を教育するやり方があります。
開発言語を一から覚えるのは、ハードルが高く、実現が難しい場合もあります。
そんな時は、ローコード開発ツールがおすすめです。

 

 

ローコード開発ツールとは?

 

ローコード開発とは、普段はプログラミングをせずにシステム開発をして、必要に応じてプログラミングでの拡張もできるシステム開発ツールです。
プログラミングを高レベルまで上げることなく、システム開発を行うことができます。

似たもので、ノーコードと呼ばれるものもあります。

違いとしては、ノーコードはプログラミングせずにシステム開発を行い、ローコードは必要に応じてプログラミングでの拡張もできるというところです。

プログラムを追加することで、既に用意されたシンプルな機能をさらにカスタマイズすることができ、ローコードの場合はより高機能なシステムを開発することができます。

従来の開発手順を省略しながら、値段を安く・早くシステムを作成し、大規模なシステムも視野に入れることができます。
スピードが求められている現代では、ローコードツールの導入を考える企業も増えてきています。

 

内製(インハウス)化が難しい場合はどうするべきか?

 

時代の変化により、内製(インハウス)化が話題となっていますが、正直なところ簡単ではありません。
社内にエンジニアを採用することや、ツールを導入して社員の方を教育するなど、やり方は様々ですが、始めるのにはハードルが高いのではないかと思います。

そのような場合は、素早く・柔軟に対応してくれる外部の会社を探すことをお勧めいたします。
弊社では、ローコード開発ツールの「ワンダーロボ」や高速に開発ができる「高速開発体制」を整えています。

ご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

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