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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

「スマホアプリは見せる係」〜 ロジックはサーバーに任せよう!

📱 スマホ開発で「やること」と「やらないほうがいいこと」

✅ スマホ側でやるべきこと

  • ① 画面の表示・UI制御: ユーザーにわかりやすく、使いやすい画面を表示することが第一。レスポンス速度や見た目の統一感も重要。
  • ② ユーザー操作の対応: タップ・スワイプ・GPS・カメラなど端末の機能を活かす。
  • ③ 状態管理: 入力途中のデータ保持や画面復元など、操作体験を損なわない配慮が必要。
  • ④ ローカルキャッシュ: 通信が不安定な時でも最低限のデータ表示ができるようにしておく。
  • ⑤ 軽微なデータ整形: 数字のフォーマットや日付の見やすい表記などはスマホで行う。
  • ⑥ 端末機能の活用: 通知・Bluetooth・加速度センサーなど、スマホ特有の機能をうまく活用。
  • ⑦ エラーハンドリング: 通信失敗やデータ欠損時に、やさしいメッセージや再試行導線を表示。
  • ⑧ セッショントークンの保持: ログイン状態の維持や再認証の自動化も重要なUX向上ポイント。
  • ⑨ ユーザー体験の向上: スケルトンUIやプレースホルダーを用いた見せ方の工夫。

❌ スマホ側でやらないほうがいいこと

  • ① 複雑な業務ロジック: 申請条件の判定などはサーバーに任せ、仕様変更時の柔軟性を確保。
  • ② セキュリティ認証: トークンや権限の検証は必ずサーバーで行うこと。
  • ③ DB操作の主処理: 検索・保存・更新の中心処理はサーバー側で統一管理する。
  • ④ 大量データの集計・フィルタ: 絞り込みやソートはサーバーで済ませ、結果だけを受け取る。
  • ⑤ 仕様依存の条件分岐: 表示・非表示などはサーバーで制御フラグを用意し、スマホ側ではシンプルに。
  • ⑥ OS・バージョン分岐: 端末差による分岐を多用すると保守が困難。なるべく抽象化を。
  • ⑦ 暗号処理の本格実装: AESやRSAなどの高度な処理はサーバー任せが基本。

📌 その他の注意点

  • ① 処理時間への配慮: 1秒を超える処理は、ローディング表示などでUX改善を。
  • ② ロジックをできるだけ薄く: スマホ側のコードが複雑になると保守が困難になる。
  • ③ ログ・トラッキング: 操作ログやエラー報告の設計もスマートに。ただし個人情報は慎重に扱う。
  • ④ バックグラウンド制御: OSによる制限に合わせた設計(省電力制御など)も考慮。
  • ⑤ 通信・電力最適化: 高頻度ポーリングや重いアニメーションはバッテリーに負荷。

🧭 最後に:役割分担の考え方

スマホは「接客」、サーバーは「調理」

スマホ:ユーザーに優しい操作と表示

サーバー:ロジック・判定・データ処理の本体

ロジックをスマホに詰めすぎると、仕様変更のたびにアプリの更新が必要になります。サーバー集中設計で保守性と柔軟性を確保しましょう。

※この記事はスマホアプリ開発の実務経験に基づいて記載しています。